【あらすじ】
平成十二年、夏。
記者・小宮あがさは、神戸の異人館『ベイカー邸』に取材に訪れる。
そこには、次期当主を決めるための候補者が集っていた。
遺産をめぐる遺言が発表されると、一族のさまざまな人間関係があぶりだされていく。
そして一日目の夜、ついに犠牲者が……。
容疑者は館内にいた、弁護士、デザイナー、作家、執事ら11人全員。
疑心暗鬼の中、一人、また一人と殺されていく。
あがさは遺産相続レースの裏側に隠された真相に気付き、犯人を見つけることができるのか。
謎が謎を呼ぶ、スリル満点のミステリーノベル。さあ、謎解きを始めましょう。
【ゲームシステム】
クリックで読み進めながら、選択肢を選んでいきます。
選択肢の数が膨大なので、気になったところでセーブしながら進むことをおすすめします。
初見で真相に辿り着ける方は、1%もいないのではないかと思います。
【見どころ】
今までで、一番シナリオの構造を工夫したゲームです。
『かまいたちの夜』を本気で分析してオマージュしています。
うまくやればやろうとするほどドツボに嵌り、どんどん人が死んでいくスリルを味わってください。
バッドエンドルートの演出も必見です。
【思い出】
2020年春に企画を出し、夏に神戸異人館に取材に行き、
秋にシナリオに着手し、冬は大晦日の夜までかかってシナリオの初稿を仕上げました。
今年から実装にバトンタッチしたのですが、プログラマーさん泣かせの構造にしてしまったせいで、かなり苦労をかけてしまいました。
2021年の秋、やっとみんなの努力が結実し、作品として世に出てとても嬉しく思います。
沢山の方に楽しんで頂けましたら光栄です。
なお、ナカラボさんのメンバーは流動的で、今回は私を含めた3人で制作しました(シナリオライター、プログラマー、ディレクター)。
色々と細かい粗はありますが……温かい目で見てください(笑)
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21/10/16追記
皆さま、プレイして頂きありがとうございます!
続々とクリア報告を頂いております。
こっそりここに追記しておきますが、実はグッドエンドは2つあります。
片方を見て「あんまり推理せず終わったかも?」と感じたら、もう1つのグッドエンドを探してみてください。
エンドを回収することで、すべての真実が見えてきます。
皆さまが名探偵になることを願っております。
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