今回は完全に趣味の記事です。
金田一少年の続編・「金田一37歳の事件簿」の黒幕の正体を予想しています。
過去の事件のネタバレ注意。
2018年からイブニングで『金田一37歳の事件簿』が連載されているのをご存じでしょうか。
あれから20年。37歳の冴えないサラリーマンになった金田一一が、仕事で行く先々に事件に巻き込まれ……というストーリーです。
今作のヒロインは「葉山まりん」という23歳の女の子です。
前作のヒロインである七瀬美雪は登場していません。(2021年7月現在)
葉山まりんは、明るくて元気いっぱいのイマドキの女の子。
音羽ブラックPR社に勤める新人OLで、主任である金田一の部下にあたります。
大学ではフランス文学を専攻し、新卒でフランス語と中国語の通訳ができる才女。
性格はサバサバしていて、言うときは言うタイプのしっかり者です。
金田一にほのかな好意を寄せていて、金田一は勘違いしないように必死。
仕事でも推理の面でも(もしかしたら恋愛でも?)金田一の新たなパートナーとして活躍しています。
今回、記事を書いたのは
葉山まりんの正体は、『金田一37歳の事件簿』の黒幕
ではないか?という推理にたどり着いたからです。
「葉山まりん」の正体とは
長年ヒロインだった美雪を差し置いて登場した新ヒロイン。そこには、物語上の重要な意味があるはずです。
葉山まりんは、なぜ登場したのか。
考えられる理由を1つずつ見ていきましょう。
仮説1:ヒロイン交代説
掲載誌が『イブニング』だし、ヒロインが37歳ではちょっと苦しい。それなら、若い女の子をヒロインに……という説です。
一昔前ならともかく、時代は令和。
ここ数年、若い女性をもてはやす風潮はめっきり減ってきました。ボンドガールに若い女性を使うだけでも批判を浴びる世の中ですからね。
そんな時代の流れに逆らって、37歳の七瀬美雪がお役御免になり、23歳の葉山まりんが登場。
美雪というキャラの人気を考えても、なかなか厳しい決断です。
「ヒロイン高齢化による交代」は世論的に考えにくい。
では、金田一と美雪の恋の障害となる「ライバル」としての登場ではないか?という説を考えてみます。
仮説2:ヒロインのライバルキャラ説
37歳の七瀬美雪 VS 23歳の葉山まりん
という構図で、ストーリーを盛り上げるライバル説。
これは、美雪と絡んでいないのが違和感です。
過去の『金田一少年の事件簿』でも美雪のライバルになる人はいましたが、みんな美雪と直接対決をして火花を散らしていました。
美雪と絡みが薄かった美女キャラの正体は、すべて犯人でしたね。(Sちゃんとか、Mちゃんとか……)
ストーリーを盛り上げるためにライバルを登場させるなら、美雪とまりんのバチバチがなければ意味がない。よって、この説は却下です。
仮説3:途中で死ぬキャラ説
『金田一少年』では、金田一に懐いていた後輩の佐木竜太が犯人に殺されましたね。
「物語を盛り上げるためにここまでやるか……」と子どもながらに感じたのを覚えています。
あの衝撃をもう一度。
ということで「相棒の死」という衝撃展開のために登場した説。
これはあり得るかもしれません。
金田一の推理のサポートをしながら、金田一と仲良くなっていくまりんのポジションは佐木と通じるものがあります。
どうせ死ぬなら、金田一とたっぷり仲良くなってから死ぬでしょう。
葉山まりんが殺されるとすれば、シリーズ終盤です。
もしシリーズ終盤で葉山まりんが生存していた場合、いよいよ次の説が考えられます。
仮説4:葉山まりんは「犯人」説
ヒロイン交代でもなく、ライバルでもなく、途中で死ぬこともなかったら……。
葉山まりんがここまで出てくる理由は他にありません。
「ヒロインに見せかけて、実は犯人」という説。
これには根拠が2つあります。
- 根拠1:金田一シリーズは「意外性のある犯人」をやり尽くしている
原作の天樹征丸さん(こと樹林伸さん)は、本格推理の書き手としても大変な才能の持ち主で、ミスリードを誘う天才です。
未読の人は、『小説・金田一少年の事件簿』の最高傑作『電脳山荘殺人事件』を読んでください。9割の人は騙されます。
『金田一少年』シリーズには、意外な犯人がたくさん出てきました。
主人公の友人、教師、先輩、クラスメイト、幼馴染、刑事、老人、子ども、死んだはずの人物、第一発見者、いかにもな悪人、狙われていた人物……。
まだやっていないのは「全員犯人」「主人公が犯人」「ヒロインが犯人」くらいではないでしょうか。
金田一シリーズとして続けるには「主人公が犯人」は厳しい。やるとすれば「ヒロインが犯人」。でも、美雪が犯人では流石に読者から猛烈な批判を受けてしまう……。
だから、犯人にするために新たなヒロイン・葉山まりんを据えたと考えられます。
「美雪が中年だからヒロインが変わった」というミスリードを誘って、堂々と犯人を登場させていると考えると、しっくりくるんですよね。
- 根拠2:『金田一37歳の事件簿』の黒幕は女性
今回のストーリーの柱は、犯罪組織『オリンポス十二神』の正体です。
『オリンポス十二神』とは、前作の黒幕である高遠遙一が作った犯罪組織。
高遠遙一は死刑判決を待つ身として特別留置所にいますが、彼のしもべとして育てられた殺人犯が各地にいて、殺人事件を起こしています。
「ゼウス」を名乗る高遠と、他の殺人犯をつなぐ役割をしているのが、側近の「ヘラ」と呼ばれる人物。
その正体はいまだ不明です。
今回のシリーズ最大の謎は、ゼウスの側近・ヘラの正体は誰なのか?ということになります。
ギリシャ神話では「ヘラ」はゼウスの妻です。
おそらく、作中の「ヘラ」も女性でしょう。
今回のシリーズで、一番、ゼウスの側近だったらびっくりする女性。
それはもう、金田一の側近・葉山まりんですよね。
原作者はこの衝撃を狙っているのではないでしょうか。
まとめ
- ヒロイン交代は世論的にない。
- ライバルキャラとしては役割を果たしていない。
- 途中で死ぬ可能性はワンチャンある。
- 途中で死ななかった場合、黒幕の可能性が非常に高い。
以上が、葉山まりんの正体の推理でした。
~ついでに最終話予想~
『金田一37歳の事件簿』最終話で、ピンチに陥る金田一とまりん。
金田一の危機をまりんが救って、いい雰囲気になる二人。
その後、推理が進んで金田一は黒幕の正体にたどり着く。
金田一「そんな、まさか……」
まりん「金田一主任?どうしたんですか?」
金田一「謎はすべて解けた。葉山くん、みんなをここに集めてくれ」
そして……
「犯人は君だ! 葉山まりん、いや、ヘラ!」
これはまさしく、『金田一少年』シリーズ最終話『金田一少年の決死行』と同じ展開です。
原作者の高笑いが目に見えるようではないですか!
ということで、私は葉山まりん=黒幕説を押しています。(途中で死ぬのもすごく良いけど。)
金田一シリーズの大ファンだからこそ、葉山まりんがただの女の子であるはずがないと思うのです。
【追記】2021/7/31更新
ネット上では、すでに色々な説がささやかれているようです。
①まりん=marine=海=オリンポス十二神の海神であるポセイドン説(ヘラではない)
②まりんは高遠の娘説
③まりんは高遠の変装説(留置所にいる高遠は偽物)
④ヘラは速水玲香説
⑤ヘラは美雪説
速水玲香はいかにも怪しげに描かれているので流石にないと思いますが、どうでしょうね。
本誌では新たな事件も始まりましたし、新たな手がかりが落ちることを期待しましょう。
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