謎解き制作の相場(費用感)について


こんにちは。からくり小箱です。

今回は謎解き制作の相場についてお話します。


とはいえ、私も正直なところ厳密には存じ上げません。

私の知る限りでは、おおよそこんな感じです。


・最大手の制作会社さん:4桁

・他の制作会社さん:3桁(幅が大きい)

・個人制作:2~1桁


企業名は出せませんが(私の知る範囲で)少しだけ詳しく書いておきます。


・最大手の謎解き制作会社さんの相場:1,000万~


ここは伏せても意味がないので書きます。謎解き界隈におけるレジェンド・SCRAPさんは1,000万~だそうです。依頼主も超大手企業さんが多いです。謎解きのクオリティも企画も最高ですので、1,000万あったらまずSCRAPさんをおすすめします。


・他の謎解き制作会社さんの相場:300万~


検索でぱっと出てくる制作会社さんは、おおよそ300万~のようです。マスタッシュさんは、商業施設の謎解き料金は100~500万と公表されています。

私のところ(個人制作)にご依頼をくださった方の中には「○○と××に問い合わせたら200~300万だったので手が届かず…」と教えてくれた方もいました。

逆に「150万で依頼したい」というメールが届いて、こちらがビビっていたら「やっぱり制作会社にギリギリ依頼できそうなんで良いです!ごめん!」ということもありました(笑)


・パッケージは格安:数十万~


パッケージとは、オーダーメイドのオリジナル謎解き問題ではなく、使い回しを前提に売られている問題のことです。オリジナリティが特に必要ない場合にはコスパ最高です。スピーディーに手に入るので、イベント開催まで日にちがなくても間に合います。

タカラッシュさん(通常依頼は最大手クラス?)でも、パッケージは160万~で超お得といえます。


・謎解き制作費用の内訳


制作会社さんの場合、だいたいこんな感じで分かれているようです。


・企画ディレクション費用

・シナリオ、セリフ制作費用

・謎問題制作費用

・ヒント制作費用

・解答解説制作費用

・現地スタッフ対応マニュアル制作費用

・デザイン費用

・空間コーディネートコンサル費用


あそびファクトリーのたなかさんが書かれた記事には、資材費、打ち合わせ費、会場費、保守費なども載っていました。読売さん系列の大手なので、対応範囲が広いのかなと思います。

結局「謎解きイベント/リアル謎解きゲーム」って制作費いくらで作ってくれるの?

※内訳をリアルに書いてくださっているので、制作会社さんに依頼したい方は必見です。


あと、最近はchat bot(自動応答システム)を利用してLINEで答え合わせをするのが流行っていて、システムを使う場合は構築費用がプラスされます。初期費用は上がりますが、スタッフの人件費を考えるとコスパがよいです。



・予算を抑えたい場合の選択肢


予算を抑えたい場合は、原稿だけを依頼して、各種○○費をカットするという方法があります。

ただし、会場の予約、問題・解答用紙の印刷、本格的なデザイン発注など、細々したことを自分で手配する必要があります。


制作会社さんはディレクションも込みの費用なので、原稿だけで安く抑えるような依頼は基本的にできません。

原稿だけがほしい場合は、小規模/新規の謎解き制作会社さん、学生の謎解き集団さん、個人制作者が選択肢に入ってきます。

最安は個人制作者です。どんなデメリットがあるのか、詳しくはこちらをご覧ください。


なお、クラウドソーシングでもプロのフリーランスに依頼することができます。事務局に手数料をとられますが、契約まわりの面倒なことが省けるので楽です。

私のランサーズページ


・依頼先の選び方


はじめてご依頼を検討中の方は、依頼前の基礎的なポイントを解説したこちらをご覧ください。


予算や納期の条件が合うこと、信頼できることに加えて、各会社が「何を武器としているか」を見るのもおすすめです。

・タカラッシュさんならリアル宝探しに特化したノウハウ。

・XEOXYさんならスタイリッシュで尖った企画。

など。


他にも、地域密着型の制作団体さんであれば、地域に合わせた企画が得意なはずです。

地元密着型のイベントをしたい場合は「地域+謎解き」で検索してみると、相性の良い依頼先が見つかるかもしれません。


ちなみに、筆者はシナリオライターとしても活動していて、謎に合わせた没入感のあるストーリーが得意です。

地域活性化の謎解きでは、現地の方に聞いたお話をストーリーに盛り込み、地域ならではの魅力を反映することでご好評いただいております。


また、個人謎解き制作者でも「誰でも解けるかんたんな謎解きが得意な人」「コアな謎解きファンにウケる謎解きを作る人」「パズル系が得意な人」など、いろんなタイプがいます。

パズルだと田守 伸也さんとか、クロスワードだと前島奬太さんとか。

自分の目的に合った作家とのマッチングが重要ですので、色々探してみてください。


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