童話ADV『嘘つき姫と盲目王子』感想

●概要

森の奥深くに住む魔物の女の子が主人公。ある日、王子を傷つけてしまったことをきっかけに、「姫」と「魔物」の姿を使い分けながら森を冒険することになる。


●ゲームシステム

朗読付きサウンドノベル+横スクロール型ADV。

プレイヤーは「魔物」と「姫」の能力を使い分けながら、NPCの王子を導いて進んでいく。


●感想

※ネタバレあり。

面白かったです。途中で飽きる部分もありつつ一日でクリアしました。


・好きな点

「狼男+人魚姫」という誰でも知っている童話が下敷きになっている。

初見殺しポイントがあり、ステージクリアが簡単すぎない。(初見殺しゲー好きです)

絵がレトロで可愛い。敵として出てくる雑魚キャラも可愛い。

音声に飽きてきたらスキップできるのが地味に助かる。

線画が可愛い。


・不満な点

中盤で特にストーリーに関係しない謎解きが出てくる。

謎解きを入れるなら、レイトンのように全体的にちりばめるか、物語世界のカギになるような謎かけだと嬉しかったです。

王子が深夜に森を散歩していたこと、魔物が人間と共存していること、森の不思議な敵たち、謎多き森の魔女の秘密、すべてがしっくりくるような世界観がほしかった。

あと、鬱ゲー好きとしてはストーリーをもっと抉ってほしかったです。CERO:Bなだけあって子供向けに終始している印象でした。


期待が高かったので辛口になってしまいましたが、とにかく絵が可愛く、雰囲気の良いゲームです。最後はちゃんと泣けます。

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